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葉菊の露

平成に変わる前の昭和62年夏に読んだ、
澤田ふじ子の「葉菊の露」を読み返しました。


藩存続という名目で過酷な運命を強いられた
郡上藩の「凌露隊」の足跡をたどった歴史小説です。
慶応3年徳川慶喜の政権奉還により、
政局が佐幕か勤皇か二者選択を迫られる。


政局の帰趨を誤れば、藩地を失う。
譜代の郡上藩青山家も、新政府に対して面従腹背で臨む。
表面上勤皇として新政府につくも、公方支持の幕臣を兵として送り、
二股膏薬の道を選ぶ。新政府に対する考慮から、全員脱藩という形とする。
彼らは、凌露隊として、旧幕臣と共に会津鶴ヶ城で籠城する。
生き残った凌露隊は、朝敵として藩の牢屋に幽閉される。
藩の二股政策は、彼らを唯の捨て石とし、無駄骨に終わる。
その後留守家族の苦難と共に
歴史の流れの中にある人間の姿を描いています。


上に立つ人の判断で、部下が悲惨な人生を歩む事があり、心する必要があります。
もし、私が当事者なら「二股膏薬」政策を選択したかも?

| - | 14:09 | comments(0) | trackbacks(0) | 『ビルドクター』福田紀之
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